瀬戸内芸術祭2013 秋会期「心臓音のアーカイブ」
2013年 10月 24日
ここは絶対来たかったので入る前からワクワク。
コンセプトは「世界中の人の心臓音が聴ける図書館」だそうです。
この世に同じ心臓音の人は居ないそうですよ。
ここでは、希望すれば、自分の心臓音を録音し、その音を心音に合わせて電球が点滅するインスタレーション空間の「ハートルーム」で聴く事が出来るんです!
そう、要するに自分の心音が作品に参加出来ると言う事^^
・今まで心音を登録した人のリスト(私もお仲間入り^^)
・最後にもらえる自分の心音CD。
・心音を録音する聴診器のようなもの。
心音の録音は自分でやるんですよ。
録音する前に深呼吸したんだけど、「ハートルーム」で自分の心音を聴いた時びっくり!
走ってもいないのに速い。でも速いわりになんか力がない(トホホ・・・)
真っ暗なハートルームの中にあるたった1つの電球は心音の強さによって光る強さが違うようです。
私の心音に合わせてライトが光るんだけど、なんとも寂しい光が・・・。
まるで線香花火の最後のもうすぐ玉が落ちますよ〜って言う瞬間のように。
打って変わって、今回一緒に行った姪っ子ちゃん!
とても大きな音でとても力強いではないですか!!
なもんですから、電球も良く光る事!
また線香花火で例えるならば、火をつけたばかりのパチパチと元気よく光ってるあの瞬間?!
若さ・・・・・ですかね?
ー Teshima
It's a place you can't easily reach.
It's a quiet, beautiful island that is far from Tokyo and the other large cities of the world.
It's a trip to listen to one's heartbeat.
The long journey and the time to think are the important things.
It's almost like a pilgrimage.
ー 豊島(てしま)
簡単には行き着けない場所
世界の大都市から そして東京からも離れた静かで美しい島
心臓音を聞きに行く旅
長い道程と想いの時が大切なのだ
まるで巡礼のように
" 人間 " は私の作品の主要なモチーフである
全ての作品の背景には 生きた "しるし" を残したいという人間の願望がある
なかでも心臓の鼓動は人間の "生"を最も象徴するものである
私は写真のアルバムのように心臓音のアルバムを作りたいと思った
人間という同じ繋がりを持ちながらも
誰一人として同じ人はいないという固有性をあらわすために
「心臓音のアーカイブ」 / クリスチャン・ボルタンスキー
実際ここへ行き、色んな国の色んな人の心音を聴いていると「うそっ!」これも人間の心音?
って思っちゃう音もあってびっくりしました。
お医者さんは聴診器でよく人の心音聴いてるから慣れてるかもしれないけど
聴診器に無縁の生活を送っている私にはとても新鮮で、楽しかったです。
ちなみに自分の心音を録音したCDの使い道はもう考えてあるんですよ〜私(笑)